この記事にはプロモーション(広告)を含みます
オクトパスエナジーが安いと聞いて、関西電力から変えるか迷っている人向けの記事です。
自分も、和歌山の単身赴任先の電気代が12か月分(2025年6月〜2026年5月)で100,086円かかっていたので、乗り換えを考えました。まだ乗り換えてはいません。調べてわかったことを、結論から書きます。
先に結論|関西電力のままのほうが安い家が多い
- 2026年10月の単価で計算すると、関西電力(従量電灯A)より安くなるのは、シンプルオクトパスで月約560kWh以上使ったときだけ
- グリーンオクトパスは、燃料費調整額(関西は1kWhあたり4.36円)がかかるので、どの使用量でも関西電力より高くなる計算でした
- 自分の単身赴任先は、いちばん使った1月でも推定480kWhくらい。今の単価なら関西電力のままのほうが安い可能性が高いです
- シンプルオクトパスは12か月たつとグリーンオクトパスに自動で変わります。乗り換えた場合は、13か月目の前に見直すのが前提です
- 最後は、検針票の使用量kWhを公式シミュレーションに入れて確かめるのが確実です
「オクトパスにすれば誰でも安くなる」わけではない、というのが正直な感想です。
オクトパスエナジーとは
イギリスの電力会社Octopus Energyと東京ガスが一緒に出資している会社(TGオクトパスエナジー)が運営している電力会社です。
一般家庭向けの主なプランは次の2つです。
- グリーンオクトパス:基本料金(最低料金)があって、使う量で単価が上がる段階制。標準のプラン
- シンプルオクトパス:基本料金0円で単価は1本だけ。燃料費調整額もかからない。ただし12か月たつと自動でグリーンオクトパスに切り替わる
ほかにオール電化向けやEV向けのプランもあります。
ひとつ注意したいのが、料金は「2026-10」のような”版”で決まっていることです。申し込んだ時期によって単価が違うので、ネットの比較記事の数字が自分の契約と合わないことがあります。
料金の仕組みと関西電力との違い
電気代はだいたいこの合計です。
基本料金(最低料金)+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金
(政府の補助がある月は、ここから値引きされます)
関西電力とオクトパスエナジーの2つのプランの単価を並べるとこうなります(2026年10月分)。
| 使用量 | 関西電力 従量電灯A | シンプルオクトパス | グリーンオクトパス |
|---|---|---|---|
| 基本料金(最低料金) | 522.58円(15kWhまでの最低料金) | 0円 | 1日18.04円(30日で約541円) |
| 〜120kWh | 20.21円 | 28.46円 | 22.69円 |
| 120〜300kWh | 25.61円 | 28.46円 | 25.47円 |
| 300kWh〜 | 28.59円 | 28.46円 | 29.31円 |
| 燃料費調整額 | 2.24円 | 0円 | 4.36円 |
※1kWhあたり・税込(基本料金・最低料金の行をのぞく)。関西電力とグリーンオクトパスは、最初の15kWhまでは「基本料金(最低料金)」の行のとおりで、上の単価がかかるのは15kWhを超えた分からです。燃料費調整額は2026年10月分で、どちらも国の補助を引く前の値です。単価は改定されるので、申し込む前に公式で確認してください
出典:シンプルオクトパス 2026-10(関西電力エリア)定義書、グリーンオクトパス 2026-10(関西電力エリア)定義書、オクトパスエナジー 2026年10月分の燃料費調整、関西電力 2026年10月分の燃料費調整、関西電力 従量電灯Aの単価はセレクトラの掲載値
見てのとおり、関西電力は少ない量の単価がかなり安いです。シンプルオクトパスは燃料費調整額がかからないので、使う量が多いほど差は縮まりますが、逆転するのは月約560kWhからです。グリーンオクトパスは燃料費調整額がかかるぶん、どの使用量でも関西電力より高くなります。
関西電力と比べてどれくらい変わる?
使用量でざっくり分けると
- 月300kWhくらいまで:関西電力のほうが安い。シンプルで月500〜600円くらい高くなる
- 月400〜550kWhくらい:差は小さいけど、まだ関西電力のほうが安い
- 月約560kWh以上(家族が多い・オール電化でない家で冬の暖房が多いなど):シンプルオクトパスのほうが安くなる。ただし最初の12か月だけ
- グリーンオクトパス:どの使用量でも関西電力より高い(2026年10月の単価)
比較サイトによって計算の前提が違うので、ここは目安として見てください。
実例:単身赴任先の電気代12か月分
自分の単身赴任先の条件はこんな感じです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 世帯人数 | 男一人暮らし |
| 冷暖房 | エアコンのみ |
| 節電 | 特別なことはしていない |
| 帰省 | 2か月に1回、2〜3日 |
| 主な家電 | パソコン、テレビ、冷蔵庫、扇風機、冬は加湿器 |
12か月分(2025年6月〜2026年5月)の電気代(関西電力)です。
| 月 | 電気代 |
|---|---|
| 2025年6月 | 7,401円 |
| 2025年7月 | 6,970円 |
| 2025年8月 | 8,102円 |
| 2025年9月 | 10,863円 |
| 2025年10月 | 10,258円 |
| 2025年11月 | 6,223円 |
| 2025年12月 | 8,993円 |
| 2026年1月 | 15,490円(最高) |
| 2026年2月 | 10,194円 |
| 2026年3月 | 5,610円 |
| 2026年4月 | 5,607円 |
| 2026年5月 | 4,375円(最低) |
| 合計(12か月分) | 100,086円 |
月平均は約8,341円。同じ部屋なのに、1月と5月で3倍以上違います。
最初に概算したときは「年1万円くらい安くなるかも」と思っていました。でも今の単価で計算し直すと、逆の結果になりました。前に請求額から逆算した使用量(12か月のうち、使用量を推定できた10か月分)で計算すると、シンプルオクトパスでも約5,000円、グリーンオクトパスなら約8,800円、関西電力より高くなります。いちばん使った1月(推定約480kWh)でも、関西電力のほうが安い計算です。
1か月の請求だけで決めず、1年分で比べたほうがいいと感じました。自分の場合は、今は関西電力のままにして、単価が変わったときにもう一度計算します。
メリット
- 解約金がかからないので、合わなければ戻せる
- シンプルオクトパスなら、1年間は燃料費調整額が0円で単価が読みやすい
- 工事なし。関西電力への解約連絡もいらない
- シンプルオクトパスは、月約560kWhを超えると関西電力より安くなる。ただし差は月100〜600円くらい
デメリット・注意点
- 関西は関西電力の安い単価が強く、使用量が少ないと安くならないことがある
- グリーンオクトパスは燃料費調整額がかかるので、2026年10月の単価では関西電力より高くなる
- シンプルオクトパスは12か月で自動的にグリーンオクトパスに変わる。13か月目からは関西電力より高くなる可能性が高いので、切り替わる前に見直す
- 申し込む時期(版)で単価が違う
- 自分のように本宅と単身赴任先がある場合、電力会社が分かれると支払いの管理が増える
向いている人・向いていない人
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 毎月約560kWh以上使う | シンプルオクトパスを公式シミュレーションしてみる価値あり |
| 冬だけ560kWhを超える | 1年分で比べると、関西電力のほうが安いことが多い |
| 一人暮らし・月300kWh前後 | 関西電力のままでいい |
| シンプルの1年が終わる人 | 13か月目の前に見直す |
| 契約先を増やしたくない | 関西電力のままでいい |
自分の線引きは「公式シミュレーションで年間5,000円以上安くなるなら変える」です。今の単価だと、自分の単身赴任先はそこに届きません。
単身赴任で電気代を見直すときに気をつけたこと
単身赴任先の電気は、自分の名前で契約しています。自分の名義なので、電力会社を変えるときは自分で申し込めます。
赴任がいつまで続くかは、まだ決まっていません。シンプルオクトパスは12か月たつとグリーンオクトパスに自動で変わるので、乗り換えた場合は、赴任が続いているあいだは13か月目の前に見直すことになります。
家には2か月に1回くらい帰りますが、赴任先の部屋は本宅とは別に電気の契約があります。電力会社が分かれると、支払いの管理が増えます。見直すときは、1か月の請求だけで決めず、1年分で比べるようにしました。
切り替え手順
- 関西電力の検針票かWebで「お客さま番号」「供給地点特定番号」と、毎月の使用量kWhを確認する
- オクトパスエナジーの公式サイトで、使用量を入れてシミュレーションする
- 申し込む(契約者の名前・住所・支払い方法を入力)
- 切り替え日を待つ。スマートメーターがついていれば工事はなし。関西電力への解約連絡もいらない
- 切り替え後の最初の請求で、使用量と金額が想定どおりか確認する
よくある質問
停電しやすくなる?
なりません。電気を運ぶ電線や設備は今までと同じ関西電力送配電のものを使います。
賃貸でも変えられる?
自分の名前で電気の契約をしていれば、基本的に変えられます。マンション全体でまとめて電気を買っている建物などは変えられないことがあります。
解約金はかかる?
かかりません(申し込み時点の条件は公式で確認してください)。
まとめ
- 2026年10月の単価だと、関西電力より安くなるのはシンプルオクトパスで月約560kWh以上使う家だけ
- グリーンオクトパスは、どの使用量でも関西電力より高い計算
- 単身赴任・一人暮らしくらいの使用量なら、関西電力のままのほうが安い可能性が高い
- シンプルオクトパスは1年後にグリーンオクトパスへ自動で変わる。乗り換えた人は13か月目の前に見直す
- 最後は、検針票のkWhで公式シミュレーションしてから決める
電気代は、スマホ代みたいに「変えたら毎月ドンと下がる」固定費ではありません。それでも1年分を並べてみると、自分の家が見直す価値があるかどうかはハッキリします。
浮いたお金をどう使っているかは「浮いたお金で高配当株」にまとめています。


コメント