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この記事の結論
- 年払い約46,000円の医療保険は解約した
- 目安にしたのは「最低限の生活費6か月分+入院時の20万〜30万円」を貯蓄で受け止められるか
- がん保険・終身保険・子どもの県民共済は残している
そもそも医療保険が必要かどうかを、高額療養費制度や傷病手当金などの公的制度から考えた手順は、50代会社員に医療保険は必要?高額療養費・傷病手当金から考える判断の順番にまとめています。
自分は長い間、「保険は入っておくもの」だと思っていました。年払いで引き落とされていても、払えない金額ではないし、何かあったときのために残しておいた方が安心。そんな感じで、中身まではちゃんと見ていませんでした。
スマホ代や光回線を見直すようになってから、医療保険も固定費のひとつとして見るようになりました。結果として医療保険は解約しましたが、保険を全部やめたわけではありません。やめた保険と残した保険、その理由を書いておきます。
注意
この記事は、公的機関の情報と自分の体験をもとに書いています。保険の必要性は、家族構成・貯蓄額・健康状態・働き方で変わります。解約や見直しは、ご自身の状況に合わせて慎重に判断してください。
医療保険にいくら払っていたか
解約したのはアフラックの医療保険で、年払いで約46,000円でした。月にすると約3,800円です。1か月だけ見ると払えない金額ではありませんが、固定費として並べると見え方が変わります。
| 期間 | 支払額の目安 |
|---|---|
| 1年 | 約46,000円 |
| 10年 | 約46万円 |
| 20年 | 約92万円 |
保険は損得だけで見るものではありません。ただ、自分の保障内容を見たときに「この内容に、これからも年46,000円を払い続ける意味があるのか」は引っかかりました。
入院したら実際いくらかかるのか
解約するとき一番気になるのは、入院費用です。ここが分からないまま解約するのは怖いです。
日本には高額療養費制度があります。1か月の医療費の自己負担が上限額を超えた場合に、超えた分があとから戻る仕組みです。上限額は所得によって変わりますが、医療費が青天井に増えるわけではありません。制度の詳細や所得別の自己負担額、傷病手当金との関係は、50代会社員に医療保険は必要?高額療養費・傷病手当金から考える判断の順番にまとめています。
ただし、入院中の食事代や差額ベッド代などは対象外です。入院1回で平均18.7万円は出ていく可能性があります。自分の場合は、そのくらいなら貯蓄から出せると考えました。毎年46,000円を払い続けるより、現金を手元に残す方が自分には合っている。そう判断しました。
最低限の生活費6か月分を目安にした理由
「貯金がいくらあれば大丈夫か」だけで考えると、かなりぼやけます。月の生活費が15万円の人と40万円の人では、必要な額が違うからです。だから自分は「最低限必要な生活費の何か月分を現金で持っているか」で考えました。
生活防衛資金は、生活費3〜6か月分が目安とされることがあります。公的な消費者教育教材でも、緊急時への備えとして生活費3か月分〜1年分という考え方が示されています(出典:消費者庁「社会への扉」関連教材)。医療保険をやめるなら少し余裕を見たかったので、6か月分にしました。
自分が見た目安
- 最低限必要な生活費:月25万円と仮定
- 25万円 × 6か月 = 150万円
- 入院時の自己負担、交通費、日用品など:20万〜30万円
- 合計:170万〜180万円
これくらいを現金で受け止められるなら、医療保険を見直す判断がしやすいと考えました。
生活費が多い家庭なら必要な額は増えますし、少ない人なら下がります。「貯金100万円あるから大丈夫」とざっくり見るより、自分の生活費から考えるのが大事だと思います。
解約を決めた3つの理由
① 生活防衛費がある程度あった
入院で20万〜30万円が必要になっても、すぐに家計が詰む状態ではありませんでした。ここは大きかったです。貯蓄がほとんどなければ、医療保険は残していたと思います。
② 高額療養費制度があること
医療費そのものには、所得に応じた自己負担の上限があります。対象外の費用はあっても、医療費が青天井に増えるわけではありません。この制度を確認して、医療保険を全部そのまま残さなくてもいいかもしれないと思えるようになりました。
③ 保障内容と保険料のバランスが合っていなかった
自分の医療保険は、何百万円も備えるような内容ではありませんでした。年46,000円を払い続けると10年で46万円。一方で、入院時の自己負担の平均は18.7万円というデータもあります(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」2025年度。高額療養費制度を使ったあとの金額で、食事代・差額ベッド代・交通費・日用品などもふくむ)。医療保険で備えるより、現金で備える方が納得できました。
不安はなかったか
不安はありました。解約した翌月に入院したらどうしよう。手術になったらどうしよう。あとで後悔しないか。そういう気持ちは普通にありました。
でも、不安だから全部残すと固定費は下がりません。生活防衛費がある、高額療養費制度もある、保障内容もそこまで大きくない。だから医療保険は解約しました。今のところ後悔はしていません。
がん保険・終身保険・県民共済は残した
医療保険は解約しましたが、がん保険は残しています。がん保険は年払い22,200円、月にすると約1,850円です。金額だけ見れば、これも解約すれば固定費は下がります。
でも、できませんでした。理由は怖いからです。がんになったとき、治療がどれくらい続くのか。仕事にどれくらい影響が出るのか。家族にどれくらい負担がかかるのか。ここはまだ読み切れません。周りでがんになった人を見たこともあります。医療保険は数字で見て解約しましたが、がん保険は怖さが残るので残しました。合理的できれいな判断ではないかもしれませんが、保険は全部を損得だけで決められるものでもないと思っています。
1,000万円の終身保険も、かなり悩んで残しました。東京海上日動あんしん生命の「長割り終身」で、1999年に入りました。払込は60歳までで、保険料は月11,510円です。低解約返戻金型で、払込が終わったあとに返戻率が上がるタイプです。ここまで長く払ってきたので、今やめるのはもったいないと判断しました。1999年から払ってきて、60歳の払込終了まではまだ何年か残っています。低解約返戻金型は、払込の途中でやめると戻ってくるお金が少なくなるので、ここでやめるより最後まで払うほうがいいと考えました。自分の中では、ただの支出というより、保障と資産の両方を持つものとして見ています。
県民共済(月2,000円)は、自分の分ではなく子どもの備えです。掛金も大きくないので、無理に削るところではないと考えました。
| 保険 | 理由 | 判断 |
|---|---|---|
| 医療保険(年約46,000円) | 固定費と保障内容を見て、現金で備える方が合っていると感じた | 解約 |
| がん保険(年22,200円) | がんになったときの不安がまだ大きい | 継続 |
| 終身保険(1,000万円) | 払込終了(60歳)まではまだ何年か残る。低解約返戻金型は途中でやめると戻りが少ないため | 継続 |
| 子どもの県民共済(月2,000円) | 子どもの最低限の備えとして残す | 継続 |
保険の見直しは、何でも削る話ではありませんでした。誰のための、何の備えなのか。そこを確認して、いらないと思ったものはやめて、必要だと思う安心にはお金を残す。その線引きをする作業でした。
医療保険を見直してもいい人・慎重に考えた方がいい人
見直しを考えてもいいかもしれない人
- 最低限の生活費6か月分を目安に、生活防衛費がある
- 入院時の20万〜30万円も現金で受け止められる
- 会社員で社会保険に入っている
- 高額療養費制度を知っている
- 医療保険の保障内容を何年も見ていない
- 保険で備えるより、現金で備える方が納得できる
慎重に考えた方がいい人
- 貯蓄が少ない
- 持病がある
- 自営業で収入が不安定
- 入院すると収入が大きく減る
- 家族が強く不安に思っている
- 保険があることで気持ちが安定する
保険は、数字だけでは決めきれません。
まとめ
年払い約46,000円の医療保険は解約しました。理由は、高額療養費制度があること、生活防衛費があること、保障内容と保険料のバランスに疑問を感じたことの3つです。がん保険・終身保険・子どもの県民共済は残しています。
医療保険は数字で見て解約して、がん保険は怖さが残るので残した。固定費の見直しは全部削ることではなく、そういう線引きの話だと思っています。


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