毎年、自分が保険料をいくら払っているか、ちゃんと確認したことはありますか。
自分は長い間、「保険は入っておくもの」だと思っていました。
毎月、あるいは年払いで引き落とされていても、そこまで深く見ていませんでした。払えない金額ではないし、何かあったときのために残しておいた方が安心。そんな感じです。
でも、スマホ代や光回線を見直すようになってから、医療保険も固定費のひとつとして見るようになりました。
結果として、自分は医療保険を解約しました。
ただし、保険を全部やめたわけではありません。がん保険と終身保険は残しています。子どもの県民共済も残しています。
今回は、やめた保険と残した保険、その判断理由を書いておきます。
※この記事は、公的機関の情報と筆者個人の実体験をもとに書いています。保険の必要性は、家族構成・貯蓄額・健康状態・働き方によって変わります。解約や見直しを考える場合は、ご自身の状況に合わせて慎重に判断してください。
先に結論
自分は、最低限必要な生活費6か月分と、入院時の一時費用20万〜30万円を貯蓄で受け止められると判断して、医療保険は解約しました。
ただし、保険を全部やめたわけではありません。
がん保険は、治療期間や仕事への影響が読み切れず、怖さが残るので継続しています。
保険を全部削るのではなく、やめる保険と残す保険を分けたという話です。
医療保険にいくら払っていたか
自分が入っていた医療保険は、年払いで約46,000円でした。
月にすると約3,800円です。
1か月だけ見ると、払えない金額ではありません。
でも、固定費として見ると話が変わります。
| 期間 | 支払額の目安 |
|---|---|
| 1年 | 約46,000円 |
| 10年 | 約46万円 |
| 20年 | 約92万円 |
10年で46万円。20年で92万円。
こうやって見ると、なんとなく払い続けるには大きい金額です。
もちろん、保険は損得だけで見るものではありません。
ただ、自分の保障内容を見たときに、「この内容にこれからも年46,000円を払い続ける意味があるのか」は引っかかりました。
入院したら実際いくらかかるのか
医療保険を解約するとき、一番気になるのは入院費用です。
入院したらいくらかかるのか。手術になったらどうなるのか。ここが分からないまま解約するのは怖いです。
日本には高額療養費制度があります。
これは、1か月の医療費の自己負担が上限額を超えた場合に、超えた分があとから戻る制度です。
厚生労働省の資料では、医療費が100万円で窓口負担が30万円になった場合でも、一定所得区分では最終的な自己負担が87,430円になる例が紹介されています。
ただし、高額療養費制度があるから全部安心、という話でもありません。
入院中の食事代や差額ベッド代などは対象外です。交通費、日用品、家族の見舞い費用もあります。
生命保険文化センターの2025年度調査では、直近の入院時の自己負担費用は1日あたり平均24,300円、総額平均18.7万円とされています。
出典:生命保険文化センター「入院費用(自己負担額)はどれくらい?」
つまり、入院1回で平均18〜20万円前後は出ていく可能性があります。
自分の場合は、そのくらいなら貯蓄から出せると考えました。
毎年46,000円を医療保険として払い続けるより、現金を手元に残す方が自分には合っている。そう判断しました。
最低限必要な生活費6か月分を目安にした理由
「貯金がいくらあれば大丈夫か」だけで考えると、かなりぼやけます。
月の生活費が15万円の人と、40万円の人では必要額が違います。
だから自分は、金額だけではなく「最低限必要な生活費の何か月分を現金で持っているか」で考えました。
生活防衛資金については、一般的に生活費3〜6か月分が目安とされることがあります。公的な消費者教育教材でも、緊急時への備えとして生活費3か月分〜1年分という考え方が示されています。
医療保険を解約するなら、少し余裕を見たい。そこで自分は、最低限必要な生活費6か月分を目安にしました。
自分が見た目安
- 最低限必要な生活費:月25万円と仮定
- 25万円 × 6か月 = 150万円
- 入院時の自己負担、交通費、日用品など:20万〜30万円
- 合計:170万〜180万円
これくらいを現金で受け止められる状態なら、医療保険を見直す判断がしやすいと考えました。
もちろん、生活費が多い家庭なら必要額は増えます。生活費が少ない人なら必要額は下がります。
大事なのは、「貯金100万円あるから大丈夫」とざっくり見ることではなく、自分の生活費をもとに考えることだと思います。
解約を決めた3つの理由
① 生活防衛費がある程度あった
入院したときに20万〜30万円が必要になっても、すぐに家計が詰む状態ではありませんでした。
ここは大きかったです。
もし貯蓄がほとんどなければ、医療保険を残す判断をしていたと思います。
② 高額療養費制度があること
医療費そのものには、所得に応じた自己負担の上限があります。
対象外の費用はあります。
でも、医療費が青天井に増えるわけではありません。
この制度を確認したことで、医療保険を全部そのまま残さなくてもいいかもしれないと思えるようになりました。
③ 保障内容と保険料のバランスが合っていなかった
自分の医療保険は、何百万円も備えるような内容ではありませんでした。
年46,000円を払い続けると、10年で46万円です。
一方で、入院時の自己負担平均は18.7万円というデータもあります。
自分には、医療保険で備えるより、現金で備える方が納得できました。
不安はなかったか
不安はありました。
解約した翌月に入院したらどうしよう。手術になったらどうしよう。あとで後悔しないか。
そういう気持ちは普通にありました。
でも、不安だから全部残すと固定費は下がりません。
自分の場合は、生活防衛費がある。高額療養費制度もある。保障内容もそこまで大きく感じなかった。
だから医療保険は解約しました。
今のところ後悔はしていません。
それでもがん保険は残している
医療保険は解約しましたが、がん保険は残しています。
がん保険は年払い22,200円です。
月にすると約1,850円。
医療保険は年約46,000円。がん保険は年22,200円。
金額だけで見れば、がん保険も解約すれば固定費は下がります。
でも、できませんでした。
理由は怖いからです。
がんになったとき、治療がどれくらい続くのか。仕事にどれくらい影響が出るのか。家族にどれくらい負担がかかるのか。
ここは、まだ読み切れません。
周りでがんになった人を見たこともあります。
医療保険は数字で見て解約しました。
でも、がん保険は怖さが残るので残しました。
合理的できれいな判断ではないかもしれません。
でも、保険は全部を損得だけで決められるものでもないと思っています。
保険は全部削ればいいわけではない
今回見直した結果は、こうです。
| 保険 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 医療保険 | 解約 | 年46,000円の固定費と保障内容を見て、現金で備える方が合っていると感じた |
| がん保険 | 継続 | がんになったときの不安がまだ大きい |
| 終身保険 | 継続 | 長く入っていて、今すぐ解約する判断まではできなかった |
| 子どもの県民共済 | 継続 | 子どもの保障として残している |
固定費の見直しというと、何でも削る話に見えるかもしれません。
でも、自分はそうは思っていません。
いらないと思ったものはやめる。
必要だと思う安心にはお金を残す。
保険の見直しは、その線引きをする作業でした。
医療保険を見直してもいい人・慎重に考えた方がいい人
見直しを検討してもいいかもしれない人
- 最低限必要な生活費6か月分を目安に、生活防衛費がある
- 入院時の一時費用20万〜30万円も現金で受け止められる
- 会社員で社会保険に加入している
- 高額療養費制度を知っている
- 医療保険の保障内容を何年も見ていない
- 何となく保険料を払い続けている
- 保険で備えるより、現金で備える方が納得できる
慎重に考えた方がいい人
- 貯蓄が少ない
- 持病がある
- 自営業で収入が不安定
- 入院すると収入が大きく減る
- 家族が強く不安に思っている
- 保険があることで気持ちが安定する
保険は、数字だけでは決めきれません。
まとめ
自分は医療保険を解約しました。
年払い約46,000円。月にすると約3,800円です。
高額療養費制度があること。生活防衛費があること。保障内容と保険料のバランスに疑問を感じたこと。
この3つが理由です。
ただし、保険を全部やめたわけではありません。
がん保険、終身保険、子どもの県民共済は残しています。
医療保険は数字で見て解約しました。
でも、がん保険は怖さが残るので残しました。
固定費の見直しは、全部削ることではありません。
いらないと思ったものはやめる。必要だと思う安心にはお金を残す。
今回の保険見直しは、そういう話です。
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自分の場合は、スマホ代、光回線、保険、家計管理、車の維持費を少しずつ見直してきました。
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